トムとジェリー「ピアノコンサート」の音楽性と影響力

トムとジェリー「ピアノコンサート」の音楽性と影響力

ピアノ教室の方では 夏のピアノコンクールに向けて練習が進んでいます。 7月9日、10日の 「第5回フレッシュ横浜音楽コンクール」の予選には、 当教室から7名の生徒さんたちが出場予定。 本日、 出場者全員がそろって「弾き合い会」を行っていました。 といっても、 管理人は蚊帳の外ですから、 みんなの出来具合はわかりませんが。 その後も 「第21回 グレンツェンピアノコンクール」や、 先日から管理人がプログラムを作っていた 「プライムステージ」といった演奏会にも、 生徒さんが多数出場予定なんです。 いや〜にぎやかな夏になりそう! さて、 管理人が大好きなアニメに 『トムとジェリー』があります。 もう説明の必要もないくらいですよね〜。 ホント、大好きですし、 それだけじゃなく、 ゲーム作っていた時代はよく アニメーションを参考にさせてもらってました。 技術的にも大変高度なんで、 作中の効果音はほとんど楽器で作られていたりします。 そんな「トムとジェリー」に 『ピアノコンサート(The Cat Concerto)』 という作品があります。 これは第19回アカデミー賞(1946年)短編アニメ賞を受賞した 素晴らしい作品なんです。 内容は、 トムさん扮するピアニストの演奏を、 そのピアノに住んでいるジェリーが邪魔する、 といういつものドタバタコメディーです。 ま、観てもらったほうが早いかな。 トムとジェリー(Tom and Jerry) - ピアノ・コンサート(The Cat Concerto)
この作品の凄いとこは、 トムさんの指と音楽(楽譜)が一致しているところ!! なんという職人芸なんでしょうか。 当時のアニメーターさん達に脱帽です。 この作品の中でトムさんが弾いているのは リストの『ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調』リスト フランツ・リスト わざわざ難しいとされているリストですよ。
さらに、 途中でジェリーが弾いているジャズナンバーは、 『On the Atchison Topeka and the Santa Fe』 (サンタフェ鉄道)といって 1946年の米ミュージカル映画『The Harvey Girls』の挿入歌で、 アカデミー主題歌賞を受賞した大ヒットした曲なんだそうです。
なんか当時の雰囲気が味わえて、いい曲ですネ。 トムとジェリーのBGMにも近い感じがします。 というわけで、 「トムとジェリー」の『ピアノコンサート』は、 音楽的にも完成度が高くて、 今見ても全然楽しめる作品ですよね。 世界的なピアニストである中国の郎朗(ランラン)さんは、 小さい頃にこの「トムとジェリー」の『ピアノコンサート』に衝撃を受けて、 ピアニストを志したんだとか。 なんとも影響力のある作品です。 ちなみに、「トムとジェリー」の1940年〜1953年までの作品は 日本での著作権保護期間が終了しているんだそうです。 「ピアノコンサート」の公開日は1947年4月26日です。 参考:
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