延命地蔵|ピアノ教室 管理人のつぶやき

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延命地蔵 (聖域No.03)

▲珍しいツイン地蔵です。
四つの道路が交差する四つ角の一角、 畑の隅のお堂におられるお地蔵さまです。 なんと新旧のお地蔵さんが並んでいる、 珍しいツイン地蔵(?)です。 といっても双子というわけではないでしょうけどね。 左が古いお地蔵さんで、右が比較的新しいお地蔵さんです。 左の古い方のお地蔵さんは、 すでに顔かたちが判別できないくらい風化が進んでいます。 お顔も、本当に顔なのかどうかわからないくらいです。 おそらく、この地域では最も古い部類の石仏のひとつではないでしょうか。 “赤いベベ”に隠れてはっきりとはわかりませんが、 頭部と首部の材質が違う(頭部に比べ首部が白い)ことや、 足元の土台石と本体との材質、土台石とその下のコンクリにも違和感があることから、 何らかの事情で破損していたものを修復し、接合してあるのだと思われます。
▲年代が分からないほど古いです。
この状態では年代を探るための情報を読み取ることはできませんし、まさか“赤いベベ”を剥ぎ取って調べるわけにもいきません。 そんなこと、恐れ多くて・・・。 “赤いベベ”には梵字(ぼんじ=古代〜中世インド亜大陸の公用語であるサンスクリット語)と、漢字とが書かれています。 しかし何が書いてあるかは、 やはり“赤いベベ”を剥ぎ取って広げてみないとわかりません。 きっと地獄に落ちますね・・・。 右手側に持っている(“赤いベベ”に挿してある)“錫杖(しゃくじょう)=杖”は 比較的新しいものだと思います。
▲“延命”の文字がはっきりと。
さて新しい方のお地蔵さんですが、 これも同様に年代を読み取る材料に乏しく、いつ建立されたのかはわかりません。 おそらく昭和に入ってから以降だと思います。 こちらは錫杖はお持ちではありません。 なぜ?? お堂の中は、しっかり管理さて手入れされていますので、綺麗に保たれています。 お花やお水、線香も定期的に取り替えられています。 常にお賽銭もありますので、お参りしている方がいらっしゃるのです。 だからでしょうか、お地蔵さんの表情も温和な感じがします。 もっとも古い方のお地蔵さんには、顔の凹凸もありませんが・・・。 お堂の上部には「延命地・・・・」と書かれた板が取り付けてあります。 「延命地・・・・」とは“延命地蔵”のこと。 延命地蔵は安産や延命のご利益があるとされています。 一般的に延命地蔵は“片足を踏み下げた半跏(はんか)像”の形式に作るそうですが、 この新旧のお地蔵さんはどちらも立像です。 しかも“赤いベベ”=“よだれ掛け”は水子地蔵に良く見られる形式ですから、 このお地蔵さんの果たす役割も、 年代を経るとともに変化してきたんだなぁと想像させられます。。
▲今日も人間道を見守るお地蔵さんです。
そんな人々の様々な願いを一身に受け、今日も辻に立って行きかう人々を見守るお地蔵さんなのでした。
【延命地蔵】への行きかた
東急青葉台駅、JR横浜線中山駅からバス「青90系統」に乗り「宮前」下車
徒歩約5分

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