お稲荷さん(西八朔町杉山神社内)|ピアノ教室 管理人のつぶやき

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お稲荷さん(西八朔町杉山神社内) (聖域No.05)

▲西八朔杉山神社の境内にひっそりと存在するお稲荷さん。
西八朔町のシンボル的存在の杉山神社の境内の片隅には、小さな稲荷神社がひっそりと存在しています。 小さいとはいっても、鳥居も屋根もありますので、ちゃんと管理はされているようです。 お賽銭も投げ込んであるようですので、お参りする方もいらっしゃるようです。 もちろん管理人も、ことあるごとにお参りさせていただいています。豊穣と商売の神さま、ですからね! この稲荷神社、いつ勧請され、いつ建立されたものなのかを知る手がかりがまったく見当たりません。 少なくとも外側を見回しただけでは、ヒントのヒの字もありませんでした。 よって年代を特定することはできません。 残念!

お稲荷さん本殿

▲なかなか年代物の本殿。
ではちょっと本殿を拝見させていただきましょう。 結構年季の入った、堂々とした本殿です。 お供え物や、お賽銭もありますので、地域の方の信仰を集めていることが窺い知れます。 写真では本殿向かって左側にワンカップ(神酒)がお供えしてあるのが分かりますが、 たまに赤飯油揚げがお供えしてあるときもあります。

お稲荷さんの御神体

▲御神体である狐様
ちょっと失礼して、御神体を・・・。 おお、本殿の扉の奥に、複数体の狐様がいらっしゃいます。 (拡大して見ると、四体は確認できました。)) 本殿の扉は開いているときもあれば、閉じているときもあります。 このときは偶然開いていたので、このように写真に収めることができたのです。 フラッシュまでたいて、すいませんでした。

お稲荷さんは狐さま?

ところでお稲荷さんや稲荷神社の主祭神を、狐様だと思っている方いませんか? 管理人もこの記事を書くまではそう思っていました。 実は稲荷神社の主祭神はウカノミタマといって、 古事記では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、 日本書紀では倉稲魂尊(うがのみたまのみこと)と書いてあります。 ウカノミタマは古事記ではスサノオの子供、 日本書紀ではイザナギとイザナミの子供になっていますが、 どちらにおいても穀物の神様ということになっています。 ウカノミタマの「ウカ」には、穀物や食べ物という意味があるんですよね。 またウカノミタマの別名をミケツカミ(御饌津神)といいます。 この別名の「ケツ」は狐の古い呼び方だそうで、 そこからお稲荷さんが狐に混同されていったという説があります。 でも本来狐はウカノミタマの“お使い”なのです。 主=ウカノミタマ お使い=狐 なんです。
▲白孤に跨っている荼枳尼天
※この画像はパブリックドメインです。
神仏習合のもとでは、ウカノミタマの本地仏は荼枳尼天(だきにてん / 梵語ダーキニー)とされました。 これは荼枳尼天の像は白孤に跨っている姿で描かれるためです。 狐つながりでウカノミタマとくっついたわけです。 ここからもお稲荷さんが狐だと混同されていったと思われます。 余談ですが、 本来インドではダーキニーはジャッカルに跨っているのですが、 中国や日本ではジャッカルがいないため、代わりに狐があてがわれたそうです。 またこのダーキニーはもともと人肉を喰らう羅刹や夜叉として側面があり、 このことがお稲荷さんの怖〜い祟り神としてのイメージに影響を与えているとも言われています。

本殿の中にイロイロ

さて、本殿に目を戻してみましょう。
▲石塔と仏像も。
本殿の前、向かって左側には丸い石が積み上げられています。 意味は・・・わかりません!! 向かって右側には仏像が二体あります。 大きい坐像の方は、もしかしたら荼枳尼天かと思ったのですが、どうも違うみたいですね。 その形状から、繁栄や幸福、富を顕す吉祥天(きっしょうてん)ではないかと推測します。 吉祥天は仏教の天部の神ですが、神社でも祀られていることが多いそうです。 小さい黄金色の方は、仏様としかわかりませんね〜。 すいません。
▲奥に見えるのは杉山神社の本殿屋根。
何はともあれ、こんな小さなお稲荷さんでも、調べれば色々と分かってくるもんです。 いや〜、勉強になりますね! 杉山神社の小高い丘の上から、恩田川流域の田園地帯の豊穣を見守り続ける、小さなお稲荷さんでした。
【お稲荷さん(西八朔町杉山神社内)】への行きかた
東急青葉台駅、JR横浜線中山駅からバス「青90系統」に乗り「宮前」下車
徒歩約2分

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