楽器メーカーが浜松市に集中しているのはナゼ?

2012年4月14日(土)

楽器メーカーが浜松市に集中しているのはナゼ?

ども、ピアノ教室管理人です。

今日は前々から疑問に思っていた
この問題についてまとめてみようと思います。

そう、
なぜ浜松市には楽器メーカーの本店が多いのか!?
です。^^;

以前にもコメントがあった通り、
浜松市には大手楽器メーカーの本社が
これでもかと言わんばかりにひしめき合ってるんですよね〜。

日本国内はもとより、
現在では海外でもトップブランドになった
ヤマハ(YAMAHA)

ピアノ販売では世界第2位のシェアを持つ
河合楽器製作所(KAWAI)

シンセサイザーやリズムマシン、電子ピアノなど
電子楽器の雄、ローランド(Roland)

ギターやベースのエフェクターメーカーとして
とても高い評価を持つ、ボス(BOSS)

鍵盤ハーモニカ「メロディオン」、鍵盤吹奏笛「アンデス」、
またハーモニカやリコーダー、オルガンなど教育楽器に強い
鈴木楽器製作所

そうそうたる顔ぶれです。

ピアノ教室という音楽教育の末席に身を置く者としては、
浜松市には足を向けて寝られません。

まさに楽器の聖地、メッカ、ダーマ神殿。^^

なぜこんなに浜松に一極集中しちゃってるのか?

その源流はやはりヤマハさんにありました。

って語りだすと
大河ドラマになるくらいのボリュームになっちゃうので、
手短に、ごく簡単にご紹介しますね。^^;

ヤマハとカワイの物語

時は1851年(嘉永4年)。

紀州藩士山葉孝之助の三男として生まれたのは、
後のヤマハ創業者である山葉寅楠(やまは とらくす)。

(ちなみに、その2年後にペリー提督率いる黒船ご一行様が浦賀にご来航。)

幼いときから機械好きだった寅楠は、
20歳のころ長崎に出てイギリス人から時計修理の技術を学び、
さらに大阪の医療器具店で修理工として働きます。

その後、浜松支店に移り、
機械全般の修理を請け負うようになり、

1887年、
浜松尋常小学校からの依頼でオルガンを修理したことをキッカケに、
翌年に日本初のオルガン製造に成功。

そして1889年(明治22年)、合資会社山葉風琴製造所を設立。
(風琴とはオルガンのこと。)

実はこのとき、
のちの河合楽器の創業者である河合小市(かわい こいち)が、
山葉寅楠の元に弟子入りしているとは歴史の不思議。

当時わずか10歳だったにもかかわらず、
機械いじりの天才として評判だった小市は寅楠に気に入られ、
次から次にオルガン技術を伝授されることに。

山葉風琴製造所は2年後に解散したものの、
1891年に山葉楽器製造所を設立。

さらに1897年(明治30年)、日本楽器製造株式会社に改組し、
これがのちのヤマハへとつながっていくことに。

一方、11歳だった河合小市は、
研究室長のようなポジションを与えられたそうであります。

(って、どんだけ天才なん!?)

日本楽器は順調に業績を伸ばし、
河合小市も技術者として腕をふるっていくのだが・・・。

1916年(大正5年)山葉寅楠が他界。

後任の2代目社長はしっかりと寅楠の遺志を引き継ぎ、
「会社の至宝河合小市君に対しては、十分な処遇をする」
として、技術製造部門の最高責任者へと昇進。

さらに楽器製造の技を磨き、
日本の音楽産業に大きく貢献していくのであったが、

しかし

1926年4月
大規模な労働争議が勃発!

かなり暴力的な争議だったため、楽器生産はストップ。
会社は大打撃を受け、2代目社長は辞任。

再建のために外部の住友電工から社長を招き、
財閥の資金力を背景とした経営合理化に舵を切ることに。

その経営方針はしかし、
河合小市ら技術者にはなじめず、
遂に日本楽器を去っていく
ことになってしまうのでした。

1927年(昭和2年)、
河合小市を中心とした技術者7人で、
浜松に河合楽器研究所(のちの河合楽器製作所)を設立。

そしてこのとき、
浜松に2大楽器メーカーが並び立ったんですね。

さて時代は一気に下って、

1953年
教育楽器の鈴木楽器製作所が浜松で創業。

さらに1972年
梯 郁太郎(かけはし いくたろう)によって
大阪にローランドが設立されます。

いろいろ経緯があって(調べるとこれはこれで面白い^^)
2005年、本社を浜松に移転してきます。

ギターエフェクターの雄ボス(BOSS)は、
ローランドのグループ会社ですね。

こうして見ていくと
やはりヤマハとカワイの存在が大きいですよね。

両者の歴史は創業者レベルでクロスしてますから。

浜松に楽器メーカーが集中しているのは、
まあ歴史的な経緯もあるんでしょうけど、

本社機能や工場、各拠点が集中していることで、
生産効率が上がるというのもあるんでしょう。

関連業者も集中するでしょうしね。

なんか、アメリカのシリコンバレーみたいで
意外とカッコイイかも!

あ、浜松といえば忘れちゃいけないのが
夜のお菓子「うなぎパイ」ですよね。^^

長文で疲れた頭にこの曲を。

うなぎのじゅもん

「うなぎパイ」のCMソングだそうです。^^;

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