練習曲というにはあまりにも難しい件

練習曲というにはあまりにも難しい件

昨日はピアノ発表会後の打ち上げお店の予約、 今日は発表会で渡すブーケやスタンド花の注文、 と、いろいろと進行しています。 プログラムのほうは、 日々、順番や演奏曲など変化があって、 修正、修正です。 自前で印刷、 というかプリントアウトしちゃうんで、 ギリギリまで変更できるんですが、 まあ 早めに決まるに越したことはないんですよね〜。 さて何部、用意すればいいのかな? ところで またまたプログラムを作ってて思ったことがあって、 え〜ピアノには『練習曲』っていうのがあるんですけど、 素人目に(素人耳に?)「あ、これは練習用だね」って ハッキリわかるものは納得できるんですが、 中には 「ええ〜っ!こっ、これで練習曲なの!?」 ってレベルの難し〜い曲もあるんですよね。 「こんなの、難しすぎて練習できないんじゃないの!?」 ってビックリするぐらいの高難度。 ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ 練習曲のための練習曲が必要なレベル。 もはや練習曲じゃないですよ〜、これって。 よくよく調べてみると 「練習曲」には2種類あるそうです。 ひとつは 技巧的な学習を目的に作られた練習曲。 普通の意味で ピアノの練習のための「練習曲」です。 この中には 楽曲としてあまり意味を成さないもの、 たとえば ハノンの『60の練習曲』なんかが有名です。 そう、単なる指のトレーニングのために作られてて、 ピアノ練習の「エリコの壁」となってるアレです。 ▲旧約聖書に登場する、難攻不落のエリコの壁。(関係ないけど...) それとは別に ある程度、楽曲としての性格もそなえたもの、 たとえば ツェルニーの『100番練習曲 Op.139』とかですね。 そしてもうひとつの練習曲が、 例の高難度の練習曲です。 これらは 演奏会用練習曲と呼ばれます。 本来、素晴らしい曲の条件として、 “演奏が難しい”なんてこと、必要ないんですが、 あえて、 そう、あえて難しくしている、 あるいは難しくなってしまった曲に、 言い訳のように「練習曲」ってつけちゃってるんですって。 (´゚д゚` )オイオイ もちろん ちゃんと練習を目的に難しくしている曲もあるんですが、 やっぱり練習というには とっても難しそうなんですよね。 有名なところでは、 ショパンの『12の練習曲 Op.10』とか、 リストの『超絶技巧練習曲』なんかです。 『超絶技巧練習曲』って練習曲、 もう鼻血が出そうなくらい難しそうですよね〜。 ショパンの『12の練習曲 Op.10』の第3番は、 甘く切ないメロディーで人気の『別れの曲』ですが、 あれもちゃんと弾きこなそうとすると、 かなり難しいらしいですから。 りえ先生に 「なんで“演奏会用”練習曲なんていうのか、  おかしいじゃないか?」 って聞いたところ、 「これくらい弾けないようでは演奏会なんか開けないゾ、  っていう意味。」 ってテキトーにスルーされてしまいました。 (ホントかよ〜?) というわけでまとめると、 練習曲は、 「練習曲」  ・指のトレーニング系  ・少し楽曲的なトレーニング系 「演奏会用練習曲」  とにかく難しいアレ。 という具合にわかれてるんですって。 (と、管理人は理解しました。) ではお耳なおしに、 別れの曲 (ショパン) 横内愛弓
癒されるぅ〜(いろんな意味で) (´ー`) 個人的に映画『さびしんぼう』を思い出します。 大好きです、これ。 今度のピアノ発表会でも 「練習曲」にチャレンジする生徒さんもいます。 ガンバッテくださいネ。
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