ピアノ曲『アラベスク』は紋様かバレエか?

ピアノ曲『アラベスク』は紋様かバレエか?

またピアノ発表会のプログラムから、 気になったことを書いてみます。 (っか、しつこい?) 『アラベスク』というピアノ曲があります。 というか、 ピアノ発表会で誰かが弾くんですが、 いったい“アラベスク”とは何ぞや? 一度気になったら、 もうハッキリスッキリするまで夜も眠れません。 そんなビョーキです。 “アラベスク”という語感から、 どうしてもアラビアンな何か、 を想像してしまいますよね〜。 アラビアのロレンス? アラビアンナイト? アラジン? バシリスク? (←いや、それドラクエII) “アラベスク”とは、 イスラム美術によく見られる幾何学的な紋様や、 連続する唐草模様なんかのことです。 イスラム寺院(モスク)の壁面にある、アレです。 ▲こんなのです。 ではピアノ曲の『アラベスク』はというと、 有名どころは3曲ありますね。 まずピアノレッスンの初歩でお世話になる、 ブルグミュラーの『アラベスク』。 練習したことある人も 多いんじゃないでしょうか? ブルグミュラー/25の練習曲 2.アラベスク ,Op.100/演奏:友清祐子
う〜ん、 うちのピアノ教室でもよく聞こえてくる曲です。 次は シューマンの『アラベスク』。 シューマン/アラベスク ハ長調 Op.18/演奏:鈴木 直美
『アラベスク』というピアノ曲は、 シューマンが作ったこの曲が一番最初らしいですよ。 最後は ドビュッシーの『2つのアラベスク』。 アラベスク1番 (ドビュッシー) Debussy "Arabesque No.1" 横内愛弓
またまた横内愛弓さんの演奏です。(*´ω`*) 美しいメロディーですよね。 3曲とも同じ『アラベスク』というタイトルですが、 三者三様、違いがあります。 ブルグミュラーの『アラベスク』は、 どことなくアラビアンな風情が感じられます。 なんか異国的な旋律があるんですよね〜。 対して シューマンとドビュッシーの『アラベスク』は、 なんとなく同じイメージがありますよね。 切れ目なく連続して続く キレイな幾何学模様っていう感じです。 ただ、アラビアンな感じはあまりしませんね。 実は“アラベスク”には 「バレエの技法の名前」という意味もあるんです。 バレエのアラベスクは、 片足で立って、もう一方の足を上げるというポーズです。 そしてドビュッシーの『アラベスク』は、 バレエのアラベスクのことだそうなんですって。 じゃシューマンの『アラベスク』もバレエの方? ブルグミュラーの『アラベスク』は? イスラム紋様のアラベスクと、 バレエのアラベスクと、 ピアノのアラベスクと・・・ なんだか唐草模様のように“こんがらがって”きて、 ますます夜も眠れなくなりそうです。 。゚(゚´Д`゚)゚。アウー
Comment---
ダムダム人さん
ドビュッシーの『2つのアラベスク』は
私が高校の時聞いていた「日立 ミュージック イン ハイフォニック」と言う
番組の冒頭で流れていた記憶があります。
(かなり前なので曲名はちがうかも)
最近は殆どAM放送などは聞きませんが、今回の地震でラジオが見直されているようなので
がんばって欲しいと思います。
[おもしろかった]
管理人
管理人も高校〜大学時代はよくAMラジオを聴いてました。
主に深夜放送ですが。

今は全然ですね。

っていうか、
AM聴く機器すら手元にないですね〜。

緊急時に困るかも・・・。

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