『エリーゼのために』は誰のために?

『エリーゼのために』は誰のために?

ピアノ発表会やコンサートなどでよく演奏される曲に、 『エリーゼのために』 という曲があります。 みなさんよくご存知のピアノ曲です。 ベートーヴェン ベートーヴェン作曲の バガテル『エリーゼのために WoO59』。 「うん? このエリーゼとはナンだ?」 と思ったことはありませんか? 管理人はさっき思いました。w (;´∀`) 今度のピアノ発表会のプログラムを見ていて、 『エリーゼ』とはいったい・・・って。 気になったら何でも調べてみないと気がすまないんですよ。 そういう病気なんです。 で、結論からいうと、 昨日の『メヌエット』と違って、 今度の『エリーゼ』は正真正銘 女性の名前です。 (*´∀`*) しかし ベートーヴェンの生涯の中で、 『エリーゼ』という名の女性は登場しません。 非実在少女、なんです。 オカルト? 超常現象? いや、実はこれ、 ベートーヴェンがあまりに字が汚かったため、 ずーーーっと読み間違えられてきたんです。 (;´゚д゚`)エエー ホントは『Elise(エリーゼ)』ではなく、 『Therese(テレーゼ)』だったんです。 『テレーゼのために』が正解なんです!! 40歳のベートーヴェンはある日、 マルファッティ家という裕福な絹商人が催している 「音楽の夕べ」に参加したんですが、 そこで美しい少女をみつけてしまうわけです。 マルファッティ家の娘で当時まだ18〜19歳の テレーゼ・フォン・マルファッティさんを。 ノ(´д`*)オイオイ 結局、ふたりの恋は実らなかったんですが、 後年、別の男性と結婚して ドロスディック夫人となったテレーゼさんの手紙箱から、 この『エリーゼのために』の自筆楽譜が発見されます。 おっさんベートーヴェンは うら若きテレーゼさんへ、 この曲を贈っていたんですな〜。 自筆楽譜には "テレーゼのために4月27日に。 ベートーヴェンへの思い出のために。" と書かれていたとか。 でも 字が汚くて、 『エリーゼのために』と誤読されてしまうことに。(爆) だいたいこのベートーヴェン、 文字どころか、 楽譜も相当汚いらしいですから。 まさに悪筆。 そのせいで、 交響曲第9番の第4楽章は 今でも間違ったまま演奏されているとか。 やはりキレイな字って 大切ですね。 では『エリーゼのために』を。 練習の参考になる動画ですよ。 エリーゼのために (ベートーヴェン) 横内愛弓
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